ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

 パヴァーヌとは宮廷舞踏のひとつで、厳粛に行列を成してステップを踏むのだそうです。

 ラヴェルのパヴァーヌは『マ・メール・ロワ』(フランス語でマザー・グースの意)の眠りの森の美女のパヴァーヌも書いています。

 亡き王女の、というタイトルですが、特定の人物の追悼を想定したのではなく「昔どこかで王女が踊った」という意味合いだとか。ルーブル美術館所蔵の肖像画にインスピレーションを受けたという説もあります。

 元はピアノ曲、オーケストラではホルンがのびやかにメロディを奏でます。

 美しく儚く流麗。


Madoka TSURUYAMA clarinettist

クラリネット奏者 鶴山まどか

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