サントリー美術館

 先日、六本木のサントリー美術館にふらっと行ってきました。お目当てはガレも愛した-清朝皇帝のガラス展。


 パリのプティ・パレにはガレのガラス作品が沢山あってお気に入りでした。モネの『日の出ー印象』も所蔵されていてプティ(小さな)とはいえ見ごたえ十分な美術館です。そこで開催された特別展、確かパリ展といったんだったかな、そこでもアイリスやトンボが施された大規模作品を鑑賞して、ガレは花器を超えて大胆なガラス芸術家という印象でした。

 

月世界旅行という無声映画も上映されていて、これは何度見ても飽きない楽しい作品。月にロケットがささるところとか、宇宙人退治するところとかが好き。


 サントリー美術館の展示では紀元前のガラス工芸品をプロローグに艶やかな色のガラスの器を堪能してきました。ガラスとは思えないようなまっ黄色や真っ赤なものもあって中国らしさを体感。

 ガレが模倣したものは、パリで見たものとは違い緊張感がある印象。大胆というよりは繊細だという感じ。

 エンディングには鏡付きのガラスケースに手のひらサイズの香水瓶が置かれていて、万華鏡のようでした。

Madoka TSURUYAMA clarinettist

クラリネット奏者 鶴山まどか

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