愛のエルガー

  1857年6月2日 生まれ、 1934年2月23日没。楽器商の父の元でピアノとヴァイオリンを習い育ったが、音楽学校ではなく一般教育を受けていて、音楽は教会と書物で学んだとのこと。ドイツへ音楽留学を目指すも経済的な問題でかなわず、しかしのちには準男爵の称号を得るほど活躍する作曲家となっています。


 エルガーといえば威風堂々でしょうか。爽快で肌触りの良い作品ですよね。私のお気に入りはエニグマ変奏曲で、大学生の頃オーケストラの中で演奏してからというもの、2度目に演奏できる日を心待ちにしております。すっきりとした優しい愛情のこもった作品が多いように思います。その源は妻のアリスの力は大きかったのでしょう。8歳年上の彼女は仕事でも家庭でもエルガーを支え続けました。婚約の時には『愛の挨拶』をプレゼントしています。


 さてエルガーが作ったクラリネットのための室内楽曲はありませんが、私の編曲を含む作品を並べていきます。各作品のタイトルを見ればお分かりかと思いますが、夜から朝へと穏やかな時を作れたらと思い選曲しました。シンプルに美しいメロディに身をゆだねていただきたいラインナップです。


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Madoka TSURUYAMA clarinettist

クラリネット奏者 鶴山まどか

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