サン=サーンス:狂詩曲 op.7-1

 狂詩曲はサン=サーンスの作品から何かフランスの風景が伝わりそうなものを、と探した曲です。


  ブルターニュの賛歌による3つのラプソディの第1曲にあたるオルガン曲。作曲年は1866年、後に第1曲と第3曲はオーケストラ版も作られています。


オルガン↓

オーケストラ↓

 フランスのブルターニュ地方はパリの西、イギリス海峡に接する地域です。その北にあるノルマンディー地方同様、リンゴの名産地で豊かな土地が広がっています。おすすめはポモーというリンゴのあまーいお酒。 


 ブルターニュの歌はボンバルドというダブルリードの民族楽器が懐かしい雰囲気。イギリスのバグパイプも想起されます。そもそもブルターニュの語源はブリテンという事なので、当たり前かもしれません。

 冒頭だけちらっと録音しました。

 サン=サーンスの手にかかると、民謡の素朴さに洗練さが同居します。

Madoka TSURUYAMA clarinettist

クラリネット奏者 鶴山まどか

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