バレエ、ボレロ
ボレロは1回だけオーケストラで2nd-Ebクラリネットを演奏したことがありますが生でバレエを見たことはなく、ギエムの動画で時々楽しんでいます。
シルヴィ・ギエムはすでに引退していますが、その数年前にパリで鑑賞した舞台は、感動を超えて言葉も出なかった。チックコリアの演奏会に行った時もそうだったけれど、圧倒というのか、次元を超えた公演は何も言う必要がなくなるのだと思う。
この動画は毎年大晦日にテレビ中継される年越し演奏会からのようです。以前はギエムの別公演の動画もあった気がするのですが、見つからないなぁ。
楽曲についてはオーケストラ内の各ソリストを存分に味わえるのが魅力かなぁと思います。出番まで時間のあるトロンボーン(8分10秒頃から)は本当に緊張するそうです。最初から最後まで同じリズムを正確に刻み続けるスネアドラムにはまず拍手を!
ラヴェルは特にオーケストラ作品における楽器の組み合わせ方が天才的と言われますが、この曲で面白いのは通常のハ長調の旋律に、故意にずれたホ長調、ト長調の旋律をピッコロで重ねられるところ(6分35秒頃から)かなぁと思っております。
男性が踊るボレロも力強くて素晴らしいです。こちらもお気に入り。
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