エルガー:オーバード
管弦楽のための組曲『子供部屋』より、第1曲。王室の音楽師範をしていたエルガーが、子供時代の音楽スケッチを見つけて、それを王女に献呈した作品です。オーバードの他には人形やワゴンというタイトルの小品が連なっていて、かわいらしい曲で構成されています。
オーバードというのは元々、夜明けに別れる恋人たちの歌。ですがここでは親子団らんの情景が浮かんでくるようです。
目覚めという副題が付けられていますが、穏やかに快い。暖かな日差しの中、柔らかなベッドで迎える朝は最高に幸せ。クラリネットをオブリガードのように扱い編曲しました。
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