クラリネットが生まれたのはいつ?

 音楽書籍を扱う音楽之友社のウェブサイト「ONTOMO」にて、クラリネットの楽器紹介記事が掲載されていましたのでシェアします。


 クラリネットの前身であるシャリュモーの写真や、クラリネット早分かりプレイリストがSpotifyで聴けるようになっています。

 最も重要なモーツァルト作品と親しみやすいジャズ作品の紹介が中心ですが、もっと他にも沢山紹介してほしい!


 記事にもあるようにクラリネットが登場したのはバロック時代後期、17世紀末です。他の楽器に比べるとこれでも新しい楽器です。

 

オーケストラへは、ラモーのオペラで使用されたのが始まりだと、パリの楽器博物館で紹介されていたと記憶しています。


 以来ヴィヴァルディやシュターミッツが協奏曲を書きましたが、モーツァルトとベートーヴェンをきっかけに交響曲に定着するようになりました。



 モーツァルトは何といっても協奏曲と五重奏ですが、ヴィオラ&ピアノとの三重奏曲「ケーゲルシュタット」やグランパルティータを代表する管楽アンサンブルも名曲揃いです。


 ベートーヴェンの交響曲では、第1番は慎重な扱いですが、第2番第2楽章でクラリネットにテーマを与え活躍するよう書かれています。第6番「田園」のクラリネットは何とも幸せな旋律を奏でます。

(演奏するのは神経をすり減らします…)

 チェロ&ピアノとの三重奏曲「街の歌」や七重奏曲もベートーヴェンらしい作品です。


 ロマン派ではシューマンとブラームスが重要です。特にブラームスの2つのソナタ、五重奏曲、チェロ&ピアノとの三重奏曲は室内楽の大事なレパートリーです。


 近代までの作品は、レーガーのソナタやドビュッシーの狂詩曲、プーランクのソナタ、バルトークのコントラスツ、ニールセンの協奏曲、キリがないです。


 ベニーグッドマンはジャズ奏者として知られていますが、モーツァルトの録音があるのは意外に思う方もいらっしゃるかもしれません。

 クラリネット好きが増えていきますように。




 


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